この本を教えてくださったのは、ジノさんという方です。
ジノさんは3児の母親で、素晴らしい英語育児をされています。
絵本育児をされていて、本当にたくさんの本をお持ちです。
その中からこれはいいよ!と教えてくださる本にまず間違いはありません!
この本なんかはまさにそれです!!
素晴らしすぎて、揃えたい欲求が沸々……。
そしてジノさんの名言、そして私も肝に銘じている言葉があり、それは
出来なくて当たり前、出来て天才!
これです!
もうこれだけ読んだんだし、出来て当たり前でしょ、と親が思うと子どもは苦しくなります。そして親もイライラし始めます。
そうではなくて、出来なくて当たり前。この気持ち、本当にしっかりと持っておきたい言葉です。
さて、絵本の紹介をします。
この本は本当にお得すぎて、絶対買いだと思います。
この本の中には5つの話が入っています。
お話は、
[
以上の5つ
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Today I Will Fly!
夢見るブタのピギーが空を飛ぶと宣言するところから話は始まります。
常識人のゾウ、ジェラルドは空なんて飛べないと言います。
今日も、明日も、次の週も、これから先も飛べない!って言うんですが、このテクニック……(惚れ)
そしてここでYou→Sheに言い換えて言うテクニックとそれらの絵!
可愛さと楽しさを失わずにこれらのことを分かりやすく教えてくれる1冊です。
その後、頑張って飛ぼうとして、犬に追いかけてもらい飛び喜ぶピギーにジェラルドは実に冷静です。
それは飛んだのではなく、ジャンプしたのだ、と。
ここでもYou→Iの言い換えをしています。素晴らしい~!!
その後、ご覧のようにピギーは助けを借りて飛びます。
驚くジェラルドに、案外冷静に答えるピギー。このやりとりも可愛い。
そしてこのピギーの行動が常識人ジェラルドの心に変化をもたらします。
ジェラルド、飛ぶ気になりました。そしてそれを否定しないピギーなんですが、見て、この顔!笑
もう、本当に可愛すぎるお話です!!
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Watch Me Throw the Ball
これも個人的に最高に大好きなお話です。
常識人ジェラルドが投げたボールがピギーの前に来ます。
ジェラルドは遠くから投げたことを自慢げにピギーに聞かせます。
ピギーが投げてもいい?とジェラルドに聞くと、ジェラルドは「ボールを投げるのに必要なことって何か知ってる?」と聞きます。ピギーは迷わず「もちろん♡楽しむことでしょ。」と答えますが、ジェラルドはびっくり!楽しむなんてとんでもない!練習して上手になることが大切だと教えます。
ピギーはボールを投げていい?ともう1度聞くと、ジェラルドは、「Yes. いつか僕みたいにうまく投げれるようになったら……」と言いかけてる間にピギーはこのYesに反応してボールをもらい投げました!!
そしてピギーのボールは前にさえ飛ばずに後ろに落ちます。
ピギーはボールが見えないので、物凄く遠くまで飛んだと思い大喜び。常識人ジェラルドは少し言いづらそうに、「ボールは君の後ろにあるんだけど……どういう意味か分かる?」と申し訳なさそうに言うのですが、ピギーは「分かるよ。私が投げたボールが地球を一周してこんな所にまで来たんでしょう!」と物凄く喜びます。
ジェラルドはそれは違う!君が投げたボールは君の後ろに飛んだんだ!全然遠くには投げれていない。と教えます。
ピギーは「ジェラルドが正しいね。全然遠くまで飛ばせなかった。けど、楽しめたよ~♬」と歌いながら去って行きます。
それに感化されたジェラルドはボールを手に取り、わざと後ろに投げて、大喜びしてみます!
と、いうお話です。
あ~、もういいお話過ぎる……。
使われているテクニックも素晴らしいです!!!
これ以外にも、
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Can I Play Too?
ジェラルドとピギーがキャッチボールをしようとすると手も足もないヘビが「私も混ぜて」とやってくるお話です。
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Let’s Go for a Drive!
ドライブに行こう!と計画するジェラルド。乗り気のピギー。ジェラルドはドライブには地図や傘、サングラスなどがいる!と言うとピギーが持ってくるのですが、肝心の車を持っていなかったというお話です。
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I Really Like Slop!
ピギーはハエがたかったような食べ物が大好き。ジェラルドにはただただ臭くてたまらない。食べてみる?と聞くピギーに初めは全力て拒否しますが、ピギーがあまりにもがっかりするので、一口食べてみることにしました。しかし味は予想通り強烈。
ジェラルドはその食べ物は好きにはなれないけど、君のことは好きだよ、というお話です。
Mo Willemsさんのお話は本当に面白くって、こちらは図書館にも洋書でありました。
美味しいアイスクリームを食べようとするのですが、大好きなピギーにあげるべきか悩んでいるうちにアイスがどんどん溶けだし、結局一口も食べることなくなくなってしまいます。悲しみにくれるジェラルドの前にピギーが通りかかり、ジェラルドがピギーの為に考えていたことを全部ピギーがやってのけるというお話です。
本当にこれ、最高です。
他にもたくさんの本が出ていますね。
まだまだありますが、数多くのこのゾウとブタのお話をかいておられます。
また、他にもこちらのシリーズや、
こちらのシリーズもかいておられます。
これらを集めようと思ったら、お金と収納場所がいくらあっても足りない状況になりそうです。
だけど、分厚い本に抵抗がある方は多いと思うのですが、パラパラ漫画のようにページをめくる楽しさも味わわせてくれる、そんな素晴らしい一冊だと思います。
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