ゲイの親が居た話はしましたが、今回はよく行ったゲイバーでの一幕です。
バーなので、もちろんお酒が飲めるんですが、お酒は20歳になってから……どころかニューヨーク州は21歳から飲酒OKなんですよ〜!
19歳の時に渡米したので、バーでお酒が飲めたのは本当にほんの少しです!!
アメリカのバーでお酒が飲めない人は一体どうやって見分けるのでしょうか。
それではどうぞ。
最初から。
前回の記事はこちら。
日本語バージョン:ゲイバーにて
私たちはよくオルバニーにあるゲイバーに一緒に行きました。ニューヨークでは21歳以上でなければお酒を飲むことも買うことも禁止されていたので、私たちはいつも手に黒で大きくバツ印をつけられていました。
彼は私たちの前では本当によく喋る子でしたが、ゲイバーではずっと押し黙ったままになってしまうのでした。
因みに女の子はほとんどいませんでした。
押し黙ったままの彼を尻目に、私はカウンターの所にあるカラオケで歌っている人のことを眺めていました。
もしかしたら私も歌えるかも、と上半身裸の男性がずっと踊り続けているのを見て思いました。
(写真がありました。ぶれてるから載せても大丈夫でしょうか……。)
「よし!私歌ってくる!バーテンダーの人に伝えてくれる?」と言って私はセリーヌディオンのMy Heart Will Go Onを歌うことにしました。
発音には全く自信がなかったけど、ここでこうして押し黙っていても仕方ないし、それに私目当ての人は誰一人居ないんだからめっちゃ下手くそだったとしてもいいよね、と思い歌いました。
私が歌っている間、周りの人たちは手と手を取り合って二人一組で踊り始めてくれました。
すごく歌いやすい環境を作ってくれて、感謝!
それに歌い終わってから、彼がすごく喜んでくれて、すごく陽気になってくれたのが嬉しかった。
折角だもん!楽しまなきゃね。
English Version: A Gay Bar
We often went to a gay bar in Albany together.
In NY, people under 21 years old were not allowed to drink alcohol, and we had to have a black cross drawn on our hands when we went into bars, which meant we were not able to drink or buy alcohol.
My best friend usually talked a lot in front of us at the college, but he became very reticent in the gay bar.
He was a good-looking guy, and many guys were interested in him, but he kept looking for the ideal guy he wanted to date.
There weren’t a lot of girls.
I was listening to songs that the people were singing.
I saw a half-naked guy who kept singing in front of the counter.
I thought I might be able to sing a song.
I said to my friend, “I will sing a song! Would you say that to the bartender?”
I decided to sing the song “My Heart Will Go On” by Celine Dion.
I didn’t want to just sit down and I didn’t particularly care about my singing skills because nobody was interested in me as a person.
While I was singing, people around me started dancing the waltz.
I thanked the people who made it easy for me to sing.
After my singing, my friend changed into a very cheerful guy. I was very glad about that.
Since it is a good opportunity to hang out, we should have fun.:)
後記
ゲイバーということもあり、私が歌った所で誰が聞くのよ、と思い、気軽な気持ちで歌いました。
ここまで読んでくださった中には、私が物凄く美人で、歌唱力もあって、「魅力的な女性」みたいに読んでおられる方、いませんかーー?
まったくそんなことないので、そこのところ、お間違えないように。
過去の写真を見返しながら、自分自身の痛すぎる写真に失笑しております。
ただのちんちくりんの音痴野郎です。
私はとても19歳には見えないのですが(私の場合は10歳ぐらいにみえるらしいです)、海外の方って本当に年齢不詳です。
19歳でも25歳でも35歳でも言われないと分かりません。
そんなこともあり、お酒など年齢制限のあるものは、必ずその場で身分証明書を見せる必要があります。
日本のようにおじいさんやし絶対20歳過ぎてるやんって人にいちいち身分証明書を見せてもらったりしませんが(絶対20歳以下やろうという人以外寧ろ見せてもらわない)、アメリカではそんなおじいさんさえ身分証明書がいります。
21歳未満の若者たちは、バーに入る前に油性のマジックペンで大きく黒でバッテンされます。
そういう写真も色々あったと思うのですが、残されている写真がほとんどなく……。
ネットでバッテンを付けられた手を探してみたんですが、見つからず。
なので、絶対に注文出来ないようになっています。
ゲイバーのいい所は、バーとは違って女性目的の男性がほぼ居ないのがいいですね。
女性が近くにやってきた事はありますが、数は少ないです。
そんな男性多数のゲイバーですが、私の親友はなかなか気にいる相手が見つからず、逆にイケメンなので、次々に気にされるんですが、本人はピンと来ない感じだったみたいです。
そんな奥手な彼でしたが、遂に彼氏が出来ます。
初デートをする為、一緒に待ち合わせの図書館まで行ったことがあります。
その翌日、彼は蒼白な顔で「エイズかどうか調べにいく」って言い出します。
学校には病院のような施設があって、そこでエイズかどうか調べられるんです。無料で。
行くと言ったものの、なっかなか建物の中に入らない友達を見かね、アメリカ人の彼が居た私も一緒にエイズかどうか調べてもらうことにしました。
彼はエイズ検査までの数日間、ものすごーーーく暗くて落ち込んでいました。
検査当日、検査官に聞かれました。
「もしエイズと分かっても、自殺しませんか?」と。
その時はさすがに怖くなりました。
検査結果が出るまで、万一エイズだったら……と悶々と考えました。
そして2人とも白だった時の嬉しさ!!
特に友達はジャンプしながら、スキップもして、本当に文字通り飛び跳ねながら歩いてました。いつものよーく喋る彼に戻っていました。
そんな思い出もありつつ、友達のお陰で面白い体験をさせてもらいました。^_^
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