#あきのアメリカ滞在記vol.3「トムとの出会い」

アメリカ生活

初めからはこちらから。

vol.1は寮生活について、vol.2は授業についてをメインでお送りしましたが、今回は、後に元カレになるトムとの思い出になります。恋愛系を読みたいと言ってくださる方が居られたので、いつもよりも詳しく書いてみましたが、不愉快な方はおられないかと少しドキドキしていました。

それでは今回も少しですが補足をしながらお届けします。楽しんいただけると嬉しいです。

vol.20 トムとの出会い

一番好きな授業は美術だった。

図書館の2階の椅子に腰かけながら課題を鉛筆でデッサンしている時が至福の時間だった。

そんな時に出会ったのが、トムという2つ年上の男の子だった。

彼は何故か毎度私の椅子の隣に座ってきた。

そして驚きのあることを言ってきた。

私は美術の宿題のデッサン描きが何より至福の時で、それを1階だと人が居て気が散るので、2階の図書館でするのが大好きでした。

普段は誰も居ない場所で、時々人が来ることがあるぐらいの場所で私のお気に入りの場所でした。

そんなある日、私の席の横に座って、じっと私のことを見ている人が…それがトムとの出会いです。

vol.21 キスして欲しい?

“Do you want me to kiss you?”

「キスして欲しい?」

正直、日本人の彼と別れてまだ2週間、私の気持ちは…

「はぁ?んなわけないよねー!!?? きーもーちーわーるー!!」 だった。

彼とはその日から毎日のように図書館で出会った。

その度にその言葉を言うのだった。

じーっと私を見つめながらトムはキスして欲しい?と聞いて来たのですが、彼のことを全く知らない私は相当の遊び人なのか?と気持ち悪さを感じました。普通聞かないよね!汗

そして怖さも感じ、ノー…とか言いながら、足早に部屋に帰りました。

そしてまた次の時も、そのまた次の時も、隣に座って来て、じーっと見つめてくる。

しばらくすると私にも免疫が出来てきて、少しずつ話せるようになってきました。

vol.22 トムは口が悪い

顔がトムクルーズにそっくりだという人がいたので命名トム。

彼は、口が悪い。

そして色々批判的で悲観的で… なんだか悲しそうだった。

彼は5人兄弟の下から2番目で、学費を稼ぐ為に3年間働いていて、他の生徒より3歳年上だった。

私とは2つ違い。

自分と妹と2人分の学費。

彼と話すと、どこか彼から憂いを感じました。

彼は一体何者なの?

大体の生徒は私よりも1つか2つ年下なのに、彼は年上で…

少しずつ話すようになりました。

彼は3年間働いて、2人分の学費を稼いでおり、彼のことを少しずつ知る度に彼への見方が変わっていくのを感じました。

彼はとにかく口が悪くて、こっちが「何でやねん!」「そんな訳あるかー!」とか言えちゃう人で、素の自分でいられることに居心地も良く、そんな存在をアメリカで見つけたような気持ちでいました。

vol.23 知るほどに好きになっていく…

彼のことを知る度に、彼のことが少し好きになった。

少し、また少し…。

そうして1ヶ月、毎日のように顔を合わせて、次第に彼にときめく自分がいた。

ほんの2ヶ月前まで、元彼が好きだったのに…

自分の心変わりに申し訳なさも感じた。

日本人の彼と12月に別れて2週間後の1月に出会い、2月に付き合うようになるんですが、このスピード感に自分でもひいていました。

「いや、ここで彼が好きとか…やばいじゃん、自分…」と思いきりストッパーをかけていました。

だけど…彼のことを知れば知るほどに、彼が素敵な人で、私が彼の寂しい心を満たしてあげたくなってしまうのです。

vol.24 この気持ちは、止められない。

2ヶ月前までは元彼と毎日電話をし、好き同士だったはず…。

私の誕生日にはプレゼントを郵送してくれて、今は居ないオードリーも私の漢字を書いたケーキや、黄色いバラなどでお祝いしてくれた。

あれがまるで遠い記憶のよう…。

この気持ちはもう、止められない。

日本人の元カレとは山ほど思い出はあるのですが、12月の私の誕生日には心のこもったプレゼントをくれました。

その時は退学したオードリーもいて、四角い大きなチョコレートケーキにオレンジ色のチョコペンで私の名前を漢字で書いてくれて、プレゼントに黄色い薔薇をくれたり、その他にも隣部屋のアメリカ人のお友だちや、日本人のお友だちからもプレゼントをもらいお祝いしてもらいました。

それから2カ月後に新しい彼氏が出来る…という早技に自分でもびっくりしていますが、5月にそれぞれニューヨークとサウスダコタに行くことになり、7か月の遠距離恋愛は、楽しかった思い出にすがる少し苦しいものでもありました。

また鬱っぽい気持ちにもなっており、彼との別れは自然と起こったのでした。

vol.25 1カ月後に、キスをした。

1ヶ月後のある日、彼とキスをした。

少しずつ彼のことが分かっていく。

陽気な見た目とは違って、悲しくなるぐらい色んなものを背負っていた。

知るほどに、好きになっていく…

そばで彼の心を抱きしめたかった。

寮ではないので、休み時間や放課後、週末に会った。

彼とは初め友達感覚で話していました。

私は好きになるまでが長く、一度好きになると半永久的にその効力が効くというタイプなのですが、彼のこともすぐには好きになれませんでした。

けれど、彼からの申し入れはあくまでも彼氏彼女の関係で、キスという言葉を聞き続けていると、彼とのキスを意識してしまっていたと思います。

1カ月後のある日、図書館の2階でキスをして交際が始まります。

一度、キスしている最中に日本人の同級生が通りかかったことがあり、無言で猛ダッシュされたことがあります。

こうして、私たちの付き合いは、公にはあまり出ない形で始まりました。

vol.26 レディーファースト

彼と一緒に歩いている時、ドアを開けるのはいつもトムだった。

図書館に行く時も、車に乗る時も。

ご飯に行くと、私が座るのに合わせて椅子を動かしてくれる。

これがレディーファースト?

口はすこぶる悪いのに、行動は紳士で、優しく、格好良かった。

彼と一緒に歩いていると、図書館などが近づくとさっと前に行ってドアを開けて待ってくれる、というのが日常茶飯事でした。

冬などは私はぽっけに手を入れたまま…とかいう時もありました。

車に乗って彼の家や買い物に行く時も、かならず助手席から開けて私を座らせてから自分が座っていました。

彼は元々口が悪いのでそんなことしなさそうな人なんですが、アメリカの文化はレディーファーストがしっかりと叩き込まれているのを感じました。

今回はトムとの出会いについて書きました。

次回はアメリカ生活で出会った親友たちについて書きたいと思います。

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